文鳥タイムズ

我が家の文鳥にまつわるブログです。成長日記から飼育環境、文鳥にまつわるお悩み事まで書き記します。

桜文鳥こむぎさんのエサをシードからペレットへ移行した方法

以前より我が家で抱えていた問題である、「シードからペレットへの移行問題」

ヒナの頃からペレットにしなければと思いつつ、なかなかシードから切り替えることができていませんでした。

シードとペレットのメリット・デメリットを踏まえつつ、我が家の文鳥がどのようにペレットへ移行できたかまとめたいと思います。

ペレットを食べるこむぎさん
ペレットに移行したでやんす

シード・ペレットについて

シードとペレットの違い

鳥を飼われている方であれば聞き馴染みのあるものかと思いますが、シードはその名の通り種、または数種類の種を集めたエサです。

一方で、ペレットは、鳥用に生産されている栄養バランスのとれたメンテナンスフードのこと。犬、猫でいうドッグフードやキャットフードと同じで、これ一つ与えていれば、文鳥に必要な栄養素が取れるという優れものです。

上記だけを見ていれば、「そんなに言うならペレットでいいじゃん!」と思ってしまうのですが、そう簡単にはいきません。

シードとペレットのメリット・デメリット

なかなか全てがうまくいくことはありません。ペレットにもデメリットは存在しています。

シード編

メリット

  • 文鳥が好む味、よく食べる

デメリット

  • 栄養が偏る(我が家の場合、複数のシードが混ざっていましたが、選り好みして食べていたので更に偏っていたと思います)
  • 副菜やボレー粉などを与える必要がある
  • 病院ではペレットを推奨しているため、入院等で食べれないと満足な治療ができない場合がある(病院の先生談)

シードは基本的に、本能的に食べてくれるものの、栄養が偏りやすい傾向にあるということです。

ペレット編

メリット

  • ペレット一つで十分な栄養素を吸収できるため、健康を維持しやすい
  • シードほど副菜やビタミン剤を与えなくて良い
  • シードよりカロリーが低いため、肥満予防に

デメリット

  • 美味しくないのか、全然食べてくれない

副菜などを与えなくて良いという手間もそうですが、一番はやはり健康を維持できることでしょう。

栄養素が偏ることがないため、病院でも推奨されているのはこちらのペレットの方です。

ちなみにペレットは海外産が主になります。日本ではまだまだ鳥を飼う文化が根付いておらず、海外の方が鳥用のフードについて研究が進んでいるのでしょう。

結局、ペレットに移行するべきか?

色々と書いてきましたが、病院の先生のお話も踏まえ言えることは、「ペレットに移行した方が良い」ということ。あくまで個人的意見ではありますが、シードとペレットを比べた時、可愛いペットが長生きしてくれる方を選びたいです。

とはいえ、簡単に移行できるわけでもありません。

無理しない程度に、体調を見ながら、その文鳥さんのペースで移行できることが一番良いと思います。

シードからペレットに移行した方法・食べなかった原因

そして本題の、我が家で実際にシードからペレットへ移行した方法をまとめます。

実は些細なところに、我が家の文鳥さんが食べてくれない原因がありました。

1回目(ヒナ時代)移行失敗

まずは失敗談からです。

一人餌の練習のため、練習のうちは殻付きシードを与えていました。しかし、そうやってシードの味に慣れた文鳥にとって、ペレットは相当美味しくないようで・・・。

全くと言っていいほど食べてくれません!!

病院の先生はヒナのうちに殻付きシードを食べさせるようにした後、ペレットにしてくださいね!と言っていました。軽く言われたものですので、こちらも軽く考えてしまっていたことがアダとなりました。

ヒナの頃に一度移行しようと試みました。

しかし結果は惨敗。全く食べてくれず、機嫌が悪くなり、手当たり次第に怒りだす始末でもうどうしていいのやら・・・。

1回目の移行、断念です。

2回目(換羽後)移行成功

つい最近ですが、移行に成功しました。

些細なきっかけで、スムーズに移行を行うことができました。

ペレットを食べない原因が違った?

我が家で使用しているペレットが【Roudybush デイリーメンテナンス】です。

あるとき、早く移行させなきゃ、味に慣れさせなきゃ、と軽い気持ちでペレットを口元に運び、口に入れているのを見ながら思いました。

あれ・・・砕けてない?

確かにシードより幾分大きなペレットなので、口がパンパンになってしまうのでしょう・・・。

ペレットを砕いて小さく!!

よく見ると大きいな、と思った私はペレットを砕くことにしました。

個人的にペーパークラフトが好きで、たまたまあったスティック状のカッターを使用することに。

新しい替刃をつけ、綺麗に洗い、シードの大きさに刻んだものを、今回の移行計画で与えました。

粒の大きさを比較した画像
半分ほどの大きさに

完全ペレット食へ

ここからは早かったです。

負担にならないよう、シードとペレットを切り替えながら与えます。

1日目:朝〜19時頃までペレット、夜間のみシード

午前中は空腹からかよく鳴いていました。

しかし、諦めるとペレットを口にし始めました。小さく刻んだ成果か、しっかり食べていることも確認できました。

ペレットを食べるととても健康なフンが出るように!!ヒナの時ばりの太い一本でした。

2日目:朝〜19時頃までペレット、夜間のみシード

1日目と同じですが、午前中から諦めてペレットを食べるようになりました。

そして、心なしか、ペレットを食べる量も増えた気がします。

3日目〜:ペレットのみ

何も言わず、無心でペレットを食べてくれるようになりました。

食べる量も安定してきて、問題なく食べ進めることができていたため、この日からはシードを与えずペレットのみに。

体重も多少は変動しましたが、最終的には元の体重で安定したので問題なしです。

まとめ

我が家では食べてくれない原因がペレットのまずさだけでなく、大きさにありました。

もし同じお悩みを抱える方がいらっしゃれば、砕いてみるのもアリだと思います。

無事にペレットへ移行したこむぎさんは、今日も元気に遊んでいます。バランスよく栄養をとって、長生きして欲しいですね。

ちなみに、通っている病院で使用されていたのは、我が家でも使用している【Roudybush デイリーメンテナンス】でした。気になる方は是非。